2006年06月15日

三億円事件 真相 を 暴露


3億円事件トリビア
1.実は1円も損していない!
盗まれた東芝府中工場の従業員ボーナス約3億円(現在の貨幣価値にすると約30億円)には保険が掛けられていた。更にその保険に対して外国の再保険が掛けられていたために、結果として日本人は1円も損せず、事件の翌日には社員に対してボーナスが支給された。一滴も血を流さない大胆な手口と合わせて、犯人がヒーロー的扱いを受けた理由の一つである。
2.あのモンタージュの正体は・・・
事件直後は残された遺留品が153点もあったことからスピード解決が予想された。しかし、刑事時効が成立した1975年12月までに警察が容疑者として洗った捜査対象者は1万1725人。延べ捜査員16万人弱、費用9億9000万円。犯人像には自動車塗装関係者、カーマニア、単なる愉快犯説、東芝府中社員説、全学連説、はたまた同性愛者の共同犯行説など様々で、捜査の中では多くの誤認逮捕が横行した。誰もが一度は見たことがある、あのモンタージュ写真ですら、後に「事件以前に銃砲刀不法所持で逮捕された実在の人物にヘルメットを被せただけのもの」とジャーナリストによって暴かれている。そして事件を担当した名刑事、平塚八兵衛警視(当時)は刑事上の時効成立直前、警視庁を退職した。
3.ヤマハ製の白バイは存在しない
輸送車の銀行係員4名は、「爆発するから下がって!」と言って車に乗り走り去っていった犯人に対して、「勇敢な人だ・・・」と感心すらしたらしい。盗まれた!と気付いた時にはすでに輸送車は見えなくなっていた。爆弾の正体は発炎筒。犯行時間わずか3分。また、係員は白バイがヤマハ製であることを見つけた時、事態の異常を深刻に悟った。当時、白バイはすべてホンダ製で、ヤマハ製の白バイは存在しなかったからだ。
4.白バイが引きずっていたシートは・・・
本作の中でトラックを追い越そうとした白バイに、風で飛ばされた車のシートが絡みつくシーンがある。経緯は別として、実際、事件現場に残されたバイクに何故か緑色のシートが絡んでいたのは確かである。雨の中、犯人は相当な負荷を背負って輸送車を追い掛けたのである。真相はもはや分からないが、「犯人が見張り用の車から白バイに乗り換える際に、慌てた為に引っ掛かった」という説が有力。
5.濃紺のカローラを探せ!
犯人は現輸送のセドリックから逃走用の車を次々に乗り継いで逃走した。セドリックが発見されたのは事件発生約1時間後、武蔵国分寺七重塔跡付近の人気のない場所だった。その後警察は目撃情報から、最終的に犯人は「濃紺のカローラ」で逃亡と断定。しかしその濃紺のカローラが発見されたのは、事件後四ヶ月も後のことである。マイカーブームの団地の駐車場に泥まみれに止まっていたカローラを民間人が発見したのだ。そのトランクには空のジェラルミンケースが三個積まれていた。その団地とは小金井市本町団地。事件現場からごくわずかの距離だった。当時「他人のことには無関心といわれる団地族の心理を巧みに読んだ犯人の作戦がまんまと図に当たった格好」と称揚した全国紙もあった。
そして、強奪された三億円は、未だに一円も使われていない・・・。 参考文献:『60年代「燃える東京」を歩く』 JTBパブリッシング 『昭和(第14巻)』 講談社



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